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サッカー上達と、音楽との関係。シザースのコツ(2)


前の記事からの続きです。

シザースでバランスを崩したりする人向け。

結構時間が空いてしまいましたね。 記事を書くときに、特定のテーマを集中して投稿するのではなく、書きたいことを記事にしていたので続きが遅くなることが多いかもしれない。

前回の続きを。 前回のサッカー上達と、音楽との関係。シザースのコツ(1)は「あなたはシザースが出来ているか?」ということに関してでした。

適当にシザースをするのは簡単。 シザースの後、相手を抜こうとするのだけれど、バランスを崩してしまったりしてボールを失う。 例えば2回またぐ場合。 一回目は利き足でまたぐため、そんなに問題は無いはず。

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問題なのは、二回目の利き足ではないほうでのまたぎ。 この二回目でバランスを崩してしまい、次に利き足でボールを触るときに影響が出てしまう。 三回以上またぐ場合も、二回目の利き足ではない方のまたぎでバランスを崩す場合が多いため、繋げにくい。 シザースをするのだけど、バランスを崩してしまう、またいだ後にボールを動かすときに失敗してしまうという場合は、身体の調整をしましょう。

私がやったのは、ラダートレーニング。 食事前に少し(10分くらいかな?)運動しただけ。長い時間やったというわけではありません。 一回だけで効果がありました。

効果には個人差があるので何とも言えませんが、効果はあると思いますよ。 特に、自分の思っている動かし方と、実際に身体の動きにズレがあるということを知ることが出来たのはかなりの収穫でした。

私がやったときは、自分の下半身と上半身が暴走して笑うしかなかった。 下半身はゆっくり進みたいのに、上半身は前に吹っ飛びたい。

自分の身体なのに他人の身体みたいな感覚。 頭の中では少ししか力を出していないつもりが、身体は結構力を出していたというような感じでした。 このズレを知ると、調整が上手くいきます。

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Q、ここで、問題。  下半身はゆっくり進んでいるのに、上半身が前にドンドン進むとどうなるでしょう?

答え。
吹っ飛ぶ。

スポーン!って飛ぶときはどんな絵の描き方をするのか、漫画をよく観察しとけばよかった……。 答えの絵は、下半身はゆっくり進むため、前に進む上半身についていけず、やがて転ぶという絵。

私は上の絵のようになりました。 転ぶ前に脚を着いたので怪我はしていませんけどね。 狭いところではなく、ある程度広いところで行ってください。 アマリ無茶をしないようにしましょう。 らかに押していないのに、押されたといってダイブする人が出てくるかもしれません。

あまり無茶はしないように。アマリだけに……。

「甘利神拳(あまりしんけん)」で調べると面白いです。

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転倒に関してはこれぐらいにしておいて、身体の調整をしましょう。 ラダートレーニングというものを聞いたことがあるでしょうか。 トレーニング用ラダーを使用してもいいですし、学生等、購入するのが難しいという方は手作りするといいでしょう。

市販されているトレーニング用のラダーを使うのも良いと思います。 市販されているものがあるというだけで、やる気が出たりしますからね。 購入するなら自分のお金でした方が、よりやる気が出て、サッカーが上達しやすいでしょう。

私は、「日本人の身近にあるものを使用して上達すること」を目標にしているため、購入しませんでした。 お金が無かったというのは内緒。 新聞紙等、紙を使ってラダートレーニング用のものを作りました。 新聞紙や、チラシを使用すると良いと思います。

ちょうどいいヒモがあるならヒモでも良いでしょう。 私の作り方は、新聞紙を幅3.4センチ(もっと細くても問題なし)ぐらいに切り、それを繋げて長いヒモのようにする。 この長いヒモを2つ作り、その間を同じように新聞紙で繋げて完成。 絵で描くと次のように。

紙で作ると、どうしても動いてしまうので、使用するときはテープで軽く床に固定して使用しました。 ヒモでも同じようにすればよいでしょう。

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ラダートレーニングをすることで、身体のズレを調整できると思います。 私がやって、一番効果を感じたのは次のやり方。

上の絵に描いてある動作で、上半身と下半身のバランスが取れていなかったのが良く分かりました。 下半身は少ししか前に行かないのに、それ以上に上半身は前に行きたがる。 そして、雪子……じゃなかった、転んでしまう。

上に描いた以外にも色々な使い方があるようなので、色々調べてみるのも良いでしょう。 ラダートレーニングの動画もあるので、動画でみるのも分かりやすくてよい。

ラダートレーニングで、自分の身体が勝手に動かないかというのを調べて、勝手に動き出す動き(私の場合は、上の両足をそろえて飛ぶ運動)を何度も試すといいと思います。

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両足をそろえて飛ぶ運動やそれ以外の運動をしたら、する前よりもその場でシザースをしたときの身体のズレが小さくなりました。 今でも少し左の方が強いですが、問題ないと思う程度です。

その場でシザースをしたら一方方向に回転していたのが、ラダートレーニングをした後は回転しなくなりました。

シザースを練習するときの注意点を。 シザースはボールをまたぎますよね。 ボールをまたぐまでと、またいだ後にも気をつけましょう。

またぐだけなら誰でも出来ます。 シザースを使って相手を抜いたりしたいなら、サッカーのことを考えるべきです。 サッカーはどのようなスポーツか?ということを考えてください。

サッカーとは点を取り合うスポーツです。 相手よりも多く点を取らないと勝てません。 そのため、シュートが非常に重要になってきます。 サッカーにはドリブルという行為があります。

では、何故ドリブルをするのか? それは、シュートを撃ちやすい状況を生み出すため。 ドリブルでシュートを撃ちやすい位置に動くためです。

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ドリブルだけではなく、その他のことに関しても、シュートを撃つために存在します。 サッカーの全ての行為は、シュート(点をとること)のために存在する。 相手からボールを奪いに行く守備(攻撃的な守備)も攻撃の始まりであり、シュートを撃つためにボールを得るためのもの。

「ドリブルはシュートのために存在する」ということを忘れると、ドリブルが死にます。 せっかく試合で素晴らしいシザースを連発しても、何もしていないのと同じになってしまう。 そのようにならないために、 「シザースをドリブルに昇格」させ、「そのドリブルをサッカーのドリブルにする必要」があります。

シザースをただのシザースにしないでください。シザースが泣きます。 サッカーの試合中、シザースで抜けない、失敗するというのは、ただのシザースだから。 ただのシザースでは、相手は抜けませんし、失敗します。 サッカーのシザースにしないといけません。

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サッカーのシザースにするには簡単です。 シザースをする前と、した後に気をつければいいだけ。 簡単でしょ? まず、シザースをする前。 あなたは、シザースをする前にどのようにしていますか?

(例)、右足でボールを触る(ドリブル)。またぐ(シザース)のも右足からで、2回またぐ。脚は交互につくこととする。

シザースをしようと考え、まず、右足でボールを動かしますよね。 その次はどうしますか? ここで、「ただのシザース」と「サッカーのシザース」との違いが出ます。早いでしょ?

よく見るシザースは大体次のような感じ。
(1)右足でボールを触り、右足を地面につく。
(2)次に、左足を地面につく。
(3)蹴りだしたボールに追いつくためだったり、タイミングを合わせるためにもう一度右足を地面に着く。
(4)左足を地面に着き、シザースに備える。

(5)右足でまたぎ(シザース)左足のまたぎの準備。

(6)左足でまたぎ(シザース)地面に着地。右足でボールに触る準備。

次に、サッカーのシザース。 (1)右足でボールを触り、地面に着地
(2)左足を地面につき、シザースに備える。
(3)右足でまたぎ(シザース)地面に脚をつけ左足のまたぎ(シザース)の準備。
(4)左足でまたぎ(シザース)着地。右足でボールに触る準備。

違いが分かりましたか? 色を分けて違いを強調してみました。 青の部分は「ただのシザース」と「サッカーのシザース」の共通部分。 赤の部分は「ただのシザース」の特徴です。 この赤い部分があるかどうかが問題です。

あなたのシザースには、この赤い部分がありませんか? もし、赤い部分があるのなら、無くしたほうがいいでしょう。

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次に、シザースをした後。 シザースをした後のことを比べます。

「ただのシザース」は次。
(1)ボールを触った右足を着地。
(2)左足を着地。
(3)ボールを追いかけるために右足を着地。
(4)左足を地面に着地し、ボールに触る準備をする。

(5)右足でボールを触り、ボールを動かす(シュート、もう一度ドリブル、パス等)。

「サッカーのシザース」は次。
(1)ボールを触った右足が着地。
(2)左足を地面に着地し、ボールに触る準備をする。
(3)右足でボールを触り、ボールを動かす(シュート、もう一度ドリブル、パス等)。

シザースの後の違いが分かると思います。 先ほどと同じように、青の部分が共通部分。赤の部分が「ただのシザース」の特徴です。

「ただのシザース」も「サッカーのシザース」も同じシザースなので、似ている部分があります。 それが上に書いた青の部分。 そして、サッカーで使えるシザースかどうかを決めるのが、赤の部分があるかないか。

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赤の部分があっても悪いというわけではありません。 サッカーで上を目指す場合に、赤の部分があるとボールを奪われシュートチャンスを逃します。 プロの試合でも、点を決めるのは赤い部分がないプレー。

青の部分のシザースを「シュート」に変えると、シュートが撃てるときと撃てないときの違いになります。 日本代表のシュート数をあげる場合や、海外のチームのシュート数を上げるには、赤い部分を減らすと良い。 もちろん、あなたのプレーでも赤い部分を無くせば、今よりも素晴らしい選手になるはずです。

なぜ、赤い部分が無い方がいいのかと言うと、赤い部分は相手の反撃のチャンスだからです。 シザースの前の赤い部分なら、シザースをする前に相手にボールを奪われる。 シザースの後の赤い部分なら、一人目は抜いたけど、二人目にボールを奪われる、もしくは、ボールを追いかけているうちに抜いた相手が体勢を立て直す等。

「シザース」を「またぐだけ」と考えると「ただのシザース」になります。 「サッカーのシザース」を覚えたいなら、またぐ前と、またいだ後にも気をつけましょう。 「サッカーのシザース」は「またぐ前から、またいだ後まで」

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「またぐ前から、またいだ後まで」が「サッカーのシザース」ということを覚えましょう。 「家に帰るまでが遠足」というのと同じです。貧血で生徒が倒れるまでが校長の話?!

サッカーのシザースを下に書きましょう。
※2回またぐとする。
(1)利き足でボールを触り、地面に脚をつける。
(2)逆の脚(利き足ではない脚)を地面につける。
(3)利き足でまたぎ(シザース)地面に脚をつけ逆の脚のまたぎ(シザース)に備える。
(4)逆の脚でまたぎ(シザース)地面につけ、利き足でボールに触る準備をする。
(5)利き足でボールを触り、動かしたい方向に動かし、地面につける。
(6)逆の脚を地面につけ、利き足でボールを触る準備をする。
(7)利き足でボールを触る。

今回はドリブルの中のシザースを書きましたが、シザースとは別に、自分の利き足が地面につくときに常にボールに触れるようにすると、ドリブルだけではなくシュートも撃ちやすくなります。

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今回はドリブルだけなのですが、最終的には、利き足を地面につけた回数だけシュートチャンスがあるようにしましょう。 常に利き足でボールを触れるというとメッシ選手をイメージすれば伝わりやすいでしょうか。 利き足を踏み出すたびに、ボールに触れるということは、それだけ相手を交わすタイミングが増えるということ。

自分の「攻撃できるタイミング(シュートだったりドリブルで触る回数)」を少しずつ増やしていくと試合でも活躍できると思います。

書くのに時間がかかり、少し長くなってしまいましたね。 すぐにシザースをし、終わったら即、次の行動に移れるように練習する方法は次の機会に書こうと思います。

ちょっと、文章が長すぎるかな?

前回、「サッカー上達と、音楽との関係。シザースのコツ(1)」 次回、「サッカー上達と、音楽との関係。シザースのコツ(3)」

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この記事は2010-11-30 19:00:56サッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01


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サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2010-11-30 19:00:56
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01

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なし


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Author:tomu
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