ドリブルといったら、シザースか、細かくボールを触るドリブル、この二つを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
シザースを練習したけど、バランスが崩れる・相手を抜けない等の悩みも出てくる。 今回のテーマはシザース。
シザースでバランスを崩さないための練習方法とは何だろうか?
とりあえず、シザースをしてみてください。 できれば4回連続で。 どうですか?できましたか?
シザースタイム
ちょっと休憩を。
呼吸が落ち着いてから始めましょう。
スポンサーリンク
シザースをしてみてどうでしたか。 私の予想では、3回目のシザースでバランスが崩れると思う。
何故、私が3回目のシザースで崩れたか言うのかというと、その一つ前の、利き足ではない脚でまたぐ2回目でバランスを崩していると思ったから。
利き足ではない方の脚でシザースをすると難しい。 2回目のときに体勢が悪くなり、3回目のシザースで大きく崩れる、という考えから。
あなたがシザースでバランスを崩さなくても崩しても次の運動をすると良いです。 シザースの動きではありませんが、身体のバランスを整えます。
身体を調整する方法は「サッカー上達と、音楽との関係。シザースのコツ(2) 」を参照。
身体の調整が済んだら、シザースの練習をしましょう。 「サッカー上達と、音楽との関係。シザースのコツ(2) 」に詳しく書いているのですが、シザースを練習するときは、シザースの前後に気をつけることが大切です。
スポンサーリンク
今回は、シザースの前後の練習をしましょう。 シザースを練習するときには、利き足でボールを触って、逆の脚(利き足ではない脚)を地面につき、利き足でシザースをします。
<左足でボールに触る場合>
赤が右足。青が左足。黄色いのは地面に着地をした衝撃を表す(着地)。点線の丸(足)は動かす前の足。 絵では、ボールに触る足は左足になっています。
絵の解説
(1)ボールの前に立ち、利き足でボールを触りに行く。アウトで触る方がやりやすくてオススメ。
(2)利き足でボールを触ったら、利き足を動かす前の位置辺りに置く。自分の置きやすい場所を探してみてください。
(3)逆の足を持ち上げ、その場に着地(その場で足踏み)。動いているときに出す足で必要な行為です。
(4)利き足でまたぐ。
(5)逆の足でまたぐ。
(6)元の位置に戻るが(1)と同じ準備期間。ここでもう一度ボールに触る。
絵で描いてある(2)(3)(4)(5)をするときに、動作を声に出してやるとやりやすいと思います。
(2)ではタッチ(利き足で)(3)は着地(逆足)、(4)は利き足でシザース、(5)は逆足でシザース。
これらの動作の特徴を抜き出すと次の通りに。 タッチ、着地(足踏み)、シザース、シザース。 この4つの動作を同じリズムでしてみてください。
「いち、に、さん、し」というようなリズムで、「タッチ、着地、シザース、シザース」で1グループ。 これを連続でしてみてください。
スポンサーリンク
「タッチ、着地、シザース、シザース」「タッチ、着地、シザース、シザース」「タッチ、着地、シザース、シザース」……「タッチ」となります。連続させることがポイント。
「タッチ、着地、シザース、シザース」「タッチ、着地、シザース、シザース」 「タッチ」
ここで注意!! 必ず「タッチ」して終わること。
一回目の「タッチ、着地、シザース、シザース」のタッチ、着地、シザースで、シザース前の無駄をはぶき、一回目と二回目のつながりの部分である「タッチ、着地、シザース、シザース」「タッチ、着地、シザース、シザース」のシザース、タッチで、シザースをした後の無駄をはぶきます。
青の部分のタッチ、着地、シザースで自分の望むタイミングですぐにシザースが出来るように練習し、またぐ前にボールを奪われるのを防ぐ。
緑色の部分のシザース、タッチで、シザースをしたあとにすぐに次の動作をとれるように練習し、即シュートや次のドリブルに繋げやすくし、シザース後に蹴りだしたボールを二人目の相手選手に奪われるのを防ぐ。
スポンサーリンク
これを練習すれば、かなりよくなると思います。 その場でやるのに慣れたら、歩きながらしてみる。 歩きながら出来るようになったら、ドリブルの途中に入れて練習する。 好きなタイミングでシザースを行い、シザース後にも、すぐにボールを触れるようになったら完成です。 後は、試合等で人間相手に試しましょう。
自分の利き足の方で練習してください。 色がついている部分が利き足での動き。
<右足でドリブルする場合>
「タッチ(右)、着地(左)、シザース(右)、シザース(左)」「タッチ(右)、着地(左)、シザース(右)、シザース(左)」「タッチ(右)、着地(左)、シザース(右)、シザース(左)」「タッチ(右)」
<左足でドリブルする場合>
「タッチ(左)、着地(右)、シザース(左)、シザース(右)」「タッチ(左)、着地(右)、シザース(左)、シザース(右)」「タッチ(左)、着地(右)、シザース(左)、シザース(右)」「タッチ(左)」
これが出来るようになったら、シザースの回数を好きな回数に変えてください。 1回でも2回でも108回でも問題ありません。 二回、四回、六回等、偶数のときはシザース後のタッチが利き足になります。 一回、三回、五回等、奇数のときはシザース後のタッチがシザース前に触れた足と異なります。
スポンサーリンク
ここからは、あなたの好きなまたぎ方を探してください。 好きな選手のやり方を真似してもいいですし、自分で新しく考えるというのもサッカーの楽しみの一つです。 自分専用のドリブルを作りましょう。
シザースの練習動画で見たことがあるのですが、利き足でまたいで、また利き足でボールを蹴りだすという方法でもいいですよ。 間違ったシザースはありませんからね。 あなたの感じるままにシザースを。
未完成のドリブルはあっても、間違ったドリブルはありません。 もし、間違ったドリブルや駄目なドリブルがあるとすれば、その人の好みではないという意味です。 自分の好きなドリブルをしましょう。
今回はシザースの話でしたが、自分の好きな方向にいけるようになるとボールと散歩が出来るようになります。 オススメは、家の中での散歩。 ボールの本当の姿をあなたは知らないかもしれない。
私は、よく家の中でボールと散歩するのですが、ボールが可愛く思えます。 ボールは生きていないのですが、犬や猫等が足元で一緒に散歩しているような感覚になります。 ボールが可愛く感じたら、散歩が楽しくなります。 散歩が楽しいと思うようになると、ボールと過ごす時間が増える。 ボールと過ごす時間が増えると、ボールの扱いが上手くなる。 ボールの扱いが上手くなると、サッカーの試合で……と、ここからはやってみてのお楽しみ。
スポンサーリンク
<おまけ>
私個人の考えですが、リフティングをしている時間があるなら、ボールとの散歩に時間を費やした方がいいと考えてます。 リフティングの曲芸は、サッカーを引退した後からでも練習できますからね。
私は、リフティングではドリブルは上達しないという考えです。 「リフティングではドリブルは上達しない」という考えがあるなら、「リフティングがドリブル上達の近道だ」という考えもあって当然です。 リフティングはボールを蹴るもの。 ドリブルにも、ボールを蹴るものと、そうではないものがあります。
蹴るドリブルというのは、ボールの下側を蹴り逆回転を与えて足元から出来るだけ離れないようにするもの。サッカーの教科書等に載っていることが多いと思います。
私が好むのが蹴らないドリブルなので、ボールを蹴るリフティングでは、ドリブルは上達しないという考えです。
ドリブルは上達をしない、をドリブルは上達しないに修正。
「ドリブル」を、ボールを蹴るもの(逆回転を与えるドリブル)としたらリフティングも影響はあるかもしれません。 リフティングがドリブル上達に良いという人は、恐らく逆回転を与えるドリブルをイメージしているのだと思います。
蹴らないドリブルはまたの機会に。
前回、「サッカー上達と、音楽との関係。シザースのコツ(2)」
スポンサーリンク
この記事は2010-12-12 19:00:00にサッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01
サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2010-12-12 19:00:00
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01
コメント
なし
気楽にサッカーを始めよう。
身近なものでサッカーを。
Author:tomu
サッカーを一緒に楽しみましょう。
サッカーをこれから始めたい人や始めたばかりの人を対象にしたブログ。
サッカーを始めるのって、結構難しい。特に帰宅部だった人とかね。一緒に帰宅部とサッカー部の間にある壁を乗り越えましょう。
他の部活をしていた人も歓迎。
小さいころサッカーをしたことの無い方や、これから始める人向けに書いています。私と一緒に上達しませんか。新聞紙で作ったボールでサッカーを始めよう。
最新記事
最新コメント
参加中
にほんブログ村
スポンサーリンク
月別アーカイブ
スポンサーリンク
Copyright © 2019 サッカーボールと釣り針の保管庫 All Rights Reserved.