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必要なのはエゴではなく優しさ。ストライカーに必要なもの


優れたサッカー選手に必要なものは何だろうか。 私がサッカー選手に求めるものは「自分なりにサッカーとは何か」という考えを持っていること。 日本代表は得点力不足ということを聞く。

得点力不足解消のためにストライカーが必要だという文章をよく見る。 FWはエゴイストでないと、ということも聞く。 本当にエゴイストが必要だろうか。 エゴイストという言葉。私はあまり良い印象を受けない。

私個人の考えですが、ストライカーに必要なものはエゴではないと思う。 必要なものはサッカーに対する深い愛情と知識。 もし、積極的に点を取ろうとする選手のことをエゴイストというならば、エゴイストではないサッカー選手は存在しない。

もしいるとしたら、それはサッカー選手に仮装したコスプレイヤーだ。 コスプレならコスプレ会場でやったらいい。 サッカー場でコスプレをする必要は無い。

そして、日本のサッカー教育でサッカー選手ではなくコスプレイヤーを育成するのは無駄だ。 コスプレをさせたいなら本格的にコスプレをさせるべきだ。 サッカー選手になりたい子にはサッカーを、コスプレイヤーになりたい子は衣装の作り方を教えるべきだ。 日本にはサッカーを語るコスプレイヤー育成者が多すぎるのではないか。

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私の中で「サッカーとは点を取り合うスポーツである」という認識がある。 何故、「点を取り合うスポーツ」かというと、より多く点を取った方が勝者になるからだ。 この「点を取り合うスポーツ」をする選手は、点を取りにいかないといけない。 なぜなら、勝つためには点を取らないといけないから。

サッカーというスポーツはFWが点をとってもGKが点をとっても同じ一点である。 日本代表のFWが点を取ったとしよう。 得点はどうなるだろうか? 恐らく日本側の方に一点追加されるはずだ。 この一点、不思議だと思いませんか?

積極的に点を取りに行く選手のことを自分のことしか考えていないエゴイストだと批判する人がいる。 本当にそうなのだろうか?エゴイストは利己主義を行うものとあった。 この利己主義、自分の利益を追求して他人の利益を軽視・無視する考えとある。

自分のことを考えていない、を自分のことしか考えていないに修正。

点を取ろうとする人は本当にエゴイストなのだろうか? 私はそうは思わない。 この積極的に点を取りに行こうとする選手はチーム想いの優しい性格であると私は考える。 何故、私が点を取ろうとする選手は優しい性格だと考えるかというと、自分が点を取ればチームの得点となり、仲間が精神的にも肉体的にも楽になるからである。

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もし、自分が点をとっても日本代表の得点ではなく、点を取った選手個人の成績にのみ得点が反映されるとしたら、点を取った人は優しくないかもしれない。 しかし、サッカーでは点を取った人がいるチームの得点となる。 日本代表なら日本の得点。もちろん得点者○○と名前が残る。

先ほどでたエゴイストという言葉。 自分の利益を追求し、他者の利益を軽視・無視するとある。 自分が得点することで味方が楽になる、チームが楽になると思うことが何故エゴイストになるのだろうか。 親に楽をさせてあげたいと思う子供はエゴイストだろうか。

日本代表の誰がシュートを撃っても、得点は日本代表のものである。 FWが積極的に点を取りに行ってもGKが点を取りに行っても同じ日本代表の得点になる。 日本代表の得点になるということに関して、誰がシュートを撃ち、点をとるかというのは関係ない。

前歯で噛もうが奥歯で噛もうが入るのは同じ胃袋。 誰が点を取るかということは、どこで食べるかというのと似ている。 誰が取ろうが、どこで噛もうが入れたものが入るのは同じ場所。 入れたものが入るのが日本代表か胃袋かの違いだろう。

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私はサッカー選手とは積極的に点を取りにいく人達のことだと考えている。 そう考えたとき、サッカーの試合でサッカー選手ではなく、サッカー選手のコスプレをしたコスプレイヤーがいることに疑問を持つ。 点を取ること。これはチームが勝つことに繋がる。

チームの勝ちを望むこと、チームが少しでも楽になるように頑張る姿(積極的に点を取ろうとする姿)を見ると、サッカーを知っている、他者への思いやりが人一倍強い人だと感じる。 点をはずすと批判される。 自分勝手な人なら批判されないように人にシュートを撃たせようとするだろう。 優しい人なら他の人が批判されないように自分が代わりにシュートを撃つだろう。

自分が変わりに、を自分が代わりに、に修正。

もし、私がゴール前でチャンスが来た場合、私はフリーな選手へのパスではなくシュートを選択するだろう。 味方へのパスが成功し、味方のシュートが入ったなら良いが、もし点が取れなかったら味方が褒められることは無い。

私がシュートを撃てば、点が入るか入らないかの2つの結果しかない。 味方にパスする場合、パスが成功する場合と失敗する場合の2種類。パスが成功の場合、点が入るか入らないか。失敗の場合はシュートは撃てないから点は入らない。

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点を積極的に取ろうとする姿をどのようにとらえるかは人それぞれ。 私がシュートを積極的に撃つときは、チームに少しでも楽をさせてあげたいという気持ちから。 この「積極的にシュートを撃つ姿勢」をエゴイストと批判する人がいるかもしれない。 でも良く考えて欲しい。 点を取れればチームが楽になれる。チームが楽になるように積極的にシュートを撃つ選手は本当にエゴイストだろうか?

私はそうは思わない。 シュートを積極的に撃つ選手はチームのことを考える非常に優しい選手だと思う。 もし、エゴイストという言葉を使うとしたら、それは積極的にシュートを撃たず、パスばかりを選択するサッカー選手の格好をしたコスプレイヤーのことではないだろうか。

ストライカーに必要なもの。 それは人への思いやりではないだろうか。

海外のチームはポジションに関係なく点を取ると聞いたことがあった。 それは海外の選手が点をとることに対して積極的なのではなく、コスプレイヤーではない見た目も中身も本当の「サッカー選手」だからではないだろうか。 「サッカー選手」の中でも特に点を取ることが優れている者がストライカーではないだろうか。

日本代表に一番必要なものは優しさや思いやりといった温かいものだと思う。

「サッカーおでん、シュートを撃たない選手は優しさが足りない」がおすすめ。

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この記事は2010-08-28 19:00:00サッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01


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サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2010-08-28 19:00:00
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01

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Author:tomu
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