前回の「サッカーボールの重みを知っていますか?重みを知ると上達が早くなる(1)」ではサッカーボールの重さと、新聞紙でボールを作る方法に関して少し触れました。
今回は、サッカーボールを作っていきます。 サッカーボールを作るうえで必要なものは次のもの。
・新聞紙(新聞紙なら何でも可)
・食品用ラップフィルム(例、サランラップやクレラップ等)
・クラフト粘着テープ、ガムテープとも呼ばれています(紙タイプのガムテープ、無かったら布タイプでも可)
・いらなくなった洋服(おすすめはTシャツ)
・針と糸
・やる気
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必要なものは上に書いたもの。
まず新聞紙から使います。 新聞紙の一枚の重さは大体20グラムだと思います。人から貰った新聞紙2社の重さを量ると、20グラムと21グラムでした。新聞紙1枚の重さは20グラムで計算すると良いでしょう。
サッカーボールの重さ(5号球)は、試合開始前に410グラムから450グラムの間。新聞紙一枚の重さが20グラムだと考えて、サッカーボールを作るために必要な新聞紙の枚数を考えてみましょう。
(1)ボールの重さを、一番軽い410グラムにした場合
410割る20で20.5
(2)ボールの重さを、一番重い450グラムにした場合
450割る20で22.5
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ボールを410グラムから450グラムにする場合、必要な新聞紙の枚数は20枚~22枚になります。 必要な枚数を確保したら、次に進みましょう。 新聞紙一枚を半分にすれば、0.5枚とすることが出来ますが、ボールを包み込む布(Tシャツ等の服)の重さが加わるので新聞紙の枚数が少なくても問題ありません。
※注意※ 上のボールの重さはサッカーボール5号球のものを使用しています。 4号球の重さははっきりと分かりませんので何ともいえないのですが、簡単に調べたところ、サッカー用品のサイトには350グラムから390グラムとありました。質問サイトの回答には300グラムから395グラム。
サッカー用品のサイトによると3号球というものも存在するみたいで、300~320グラムということでした。
5号球は中学生以上ということなので、今小学生の方は軽めのボールを作ってください。
中学生以上というそうなので、を中学生以上ということなのでに修正
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参考
3号球、300グラムのボールなら新聞紙15枚。布の重さを考えると新聞紙を15枚より減らした方が良いでしょう。
4号球、350グラムなら17.5枚。上と同じく布の重さを考え少し新聞紙を減らすことをオススメします。
新聞紙の枚数がわかったので次の段階に進みます。
次は、新聞紙を丸めていきます。新聞紙を普通に丸めても問題ありません。初めに新聞紙を小さいボール状にします。この小さなボールを使ってボールを作っていきます。
さっき作った小さなボールを他の新聞紙で包んでいきます。体重をかけて潰したり、色々試してみましょう。力が足りなかったり、まだ年齢が若い場合は、大人の人に手伝ってもらうのも良いでしょう。
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小さくしたボールをどんどん別の新聞紙で包み込んでいきます。最後の新聞紙も包み終わったら、クラフト粘着テープ(ガムテープ)である程度固定します。綺麗なボールにしなくても問題ないので、新聞紙がはがれない程度に固定してください。
クラフト粘着テープである程度ボールの形にしたら、次は食品用ラップフィルム(サランラップやクレラップ等)でボールを包み込みます。食品用ラップフィルムでボールの表面を覆うことで、新聞紙のクズ等がでにくくなります。
上の画像を写真から画像に変更しました。
上の画像のような感じに。ラップフィルムでボールを包んだら布で覆いましょう。 画像の左上(1)が一番最初に作ったボール。右上(2)市販されているサッカーボール。 左下(3)作成途中のボール。
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食品用ラップフィルムも終わったら、最後の難関。布でボールを包み込みます。 見た目は気にせずに、布でボールを包み込んで見ましょう。布は足りていますか? 足りていたら問題ありません。布をボールの形に合わせて縫うのですが、布を思いっきり引っ張ってください。引っ張らなくても問題ないのですが、引っ張った方が表面のシワが減り、見た目が少し良くなります。 布を針と糸で縫うときは自分の指を縫わないように注意してください。自分の指を縫うと痛いですよ。血がでます。本当に痛い。ええ、私も縫いました、布と指を。
小学生の方や裁縫に自信がない方は大人の人(両親)にお願いしてください。針は結構危ないので使ったあとは必ず元にあった場所に戻しましょう。たまに使用した針が行方不明になることがあるので、気をつけてください。
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ボールを縫い終わりましたか。少しボールを蹴ってみましょう。問題はありませんか。布で縫い忘れがあったりとか、形が悪いとか。最初作ったボールというものは上手に出来ないかもしれません。しかし、その上手に出来なかったボールが良いのです。サッカーボールと違って手作りのボールというのはしっかりとボールに力を伝えないと動いてくれません。特にインステップキックは。インサイドキックやアウトサイドキックもしっかりと蹴らないとボールが動かないことが分かると思います。自分の作ったボールを蹴ることによって、サッカーボールが、いかに素直なボールであるかが分かるでしょう。サッカーボールの優しさに助けられているのに気付いてましたか?
私は自分でボールを作るまでサッカーボールの優しさに気が付きませんでした。サッカーボールの優しさに気が付き、手作りのボールで練習した後にサッカーボールに戻ると、自分の技術が一気に向上したのがわかります。サッカーボールでボールを蹴りますよね。その飛んでいくボールは、自分の技術だけで飛んでいるものではありません。サッカーボールの優しさが、あなたを上手く見せているのです。周りにサッカーボールを上手に扱う人はいますか。その人が上手いのは、サッカーボールの優しさとスパイクの優しさがあるからなのです。
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サッカーボールの優しさやスパイクの優しさが何かわからない方は、是非ボールを作ってみてください。今まで自分の力だと思っていたものが、道具の力を使って得られたものだと気が付くことでしょう。
私が自分でボールを作り、そのボールで練習をした結果、サッカーボールの扱いも上手くなりました。
サッカーの上手さというものは次のように表すことが出来ます。
サッカーの上手さ=自分の力+サッカーボールの優しさ+スパイクの優しさ
サッカーボールの優しさやスパイクの優しさは全ての人に向けられています。では、どうやって他の人のように上手くなるか、憧れの人に近づくか。
自分の力を上げることがサッカー上達の近道になります。自分の力を上げる方法でオススメしたいのが、室内で手作りのボールを動かすこと。
手作りのボールは適当に蹴っても飛んでくれません。サッカーボールというものは非常に優しいので、足の親指で軽く触れるぐらいでも簡単に飛んでくれます。
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上の絵の青い部分と赤い部分で軽く触れる程度の力でも、勢いのあるボールを蹴ることが出来ます。サッカーボールは優しすぎて適当に蹴っても飛んでしまうという欠点があります。自分の力を伸ばしたい方は是非、自作ボールで練習してみてください。
作ったボールは初めから思いっきり蹴らないでください。ボールに軽く触れてみて、ボールを軽く蹴ってみる。足が痛くなったらすぐに蹴るのを止めてください。怪我をしたら意味がありません。ボールを少し蹴ってみると何か違和感があるはず。普段、外でボールを蹴ったりするときと全然違うはずです。手作りのボールをインステップで3回蹴ることができれば大したものです。10回を目指しましょう。私はリフティングはボールコントロールの上達に遠回りしてしまい時間の無駄だと考えているのですすめませんが、手作りのボールだったら10回程度までなら目指す価値があると思っています。回数を稼ぐための蹴り方をしている人ほど手作りボールに嫌われます。親指の付け根でインステップを蹴る人ほど、手作りボールを動かすのは難しいでしょうね。どうですか、ボールに嫌われていませんか?
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インステップキックでのリフティングとインサイドキックでのシュート、アウトサイドキックでのシュートを試してみればサッカーボールの優しさに気が付きやすいと思います。 私のオススメはインステップキックですかね。インステップキックはモロに影響が出ると思いますよ。 上の方に書きましたが、膝や足に違和感や痛みを感じたら使用しないでくださいね。私の身体では問題なかったから他の人の身体でも問題がないとは言い切れないので。
↓サッカーの上達法。ドリブルや動き方、ボールの蹴り方に関して↓
●サッカーのドリブルや、フェイントにつながる身体の動かし方、つま先シリーズの記事
ここからは、成人向け。
怪我をしたりするので真似をしないでください。
キャプテン翼という漫画がありましたよね。その漫画の中に重たいボールを使って練習するというものがありました。そして、私もやってみました。5号球よりも重めのボールを作り、ボールを蹴る練習をしていたら、自分の蹴り方が完成しました。適当に蹴っても飛ぶ蹴り方です。サッカーの本に色々コツが書いてありますよね。それを使わない蹴り方です。日本で習う蹴り方とは違う蹴り方をします。
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昔、周りのサッカー経験者に追いつくにはどうすれば良いだろうかと考えたときに、同じやり方をしても追いつくことはできないと思い、日本で習うサッカーとは違うものを目指しました。自分の心の支えにしたのはブラジル人の書いた本です。その本に書いてあることを信じて自分の蹴り方を追求した結果、今の自分があります。
少し上の部分で、サッカーボールより重たいボールを蹴って蹴り方が完成したと書きました。この蹴り方がサッカーをする上で非常に素晴らしいもので、素人でも簡単に出来るものになっています。ドリブルからのシュートだったり、動いているボールを蹴ることに関して威力を発揮します。サッカーの教科書に書いていない蹴り方、サッカーサイトに書いてない蹴り方になっています。
歩くことの先にキックがあり、歩くことの先にドリブルがある、そんな蹴り方です。その蹴り方の基になる部分をつま先シリーズで触れていますので、興味があったら覗いてみてください。
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この記事は2010-07-16 19:24:46にサッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01
サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2010-07-16 19:24:46
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01
コメント
なし
気楽にサッカーを始めよう。
身近なものでサッカーを。
Author:tomu
サッカーを一緒に楽しみましょう。
サッカーをこれから始めたい人や始めたばかりの人を対象にしたブログ。
サッカーを始めるのって、結構難しい。特に帰宅部だった人とかね。一緒に帰宅部とサッカー部の間にある壁を乗り越えましょう。
他の部活をしていた人も歓迎。
小さいころサッカーをしたことの無い方や、これから始める人向けに書いています。私と一緒に上達しませんか。新聞紙で作ったボールでサッカーを始めよう。
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