マレーシア戦は4ー0で日本の勝利。 マレーシア戦での日本代表のトラップ。 地面が綺麗ではなかったため、ゴロのボールが元気よくスキップしていましたね。
日本代表のトラップは、「ボールを浮かせた」のか「浮いてしまった」のか分かりませんが、ボールがジャンプしていましたね。
地面が凸凹しているからボールが急にはねるのは当然のことです。 では、トラップをするときにどうすればいいか?考えたことがありますか?
トラップの仕方には、色々な方法があると思います。 車のタイヤには、雪の日用のものや、普段用のものがあります。 スノータイヤやスタッドレスタイヤと呼ぶようだ。 タイヤにも地面の状態に合わせたものがあるように、トラップにも地面の状態にあわせたトラップがある。
では、凸凹した地面の上で使うトラップとは、どのようなものだろうか? これからの日本代表や、日本人選手には是非知識として持っていて欲しい。
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「トラップミス」といわれるものには、いくつかの種類があります。 今回はマレーシア戦で発生した「地面が凸凹でボールが急に跳ねる」という条件を使ってみていきましょう。
よく見るのが次の言葉。 「日本人選手は綺麗な芝での試合に慣れているから、条件の悪い芝ではトラップミスすることがある」
この文章の続きを読むと、大体同じようなことが書かれています。 「綺麗な芝だけではなく、荒れた芝でも練習した方が良い」
問題を解決するときに、「解決方法が一つだけ」ということはかなり少ないでしょう。 特にサッカーのように、自分の発想、選手の想像力、サッカーに対する考える力を要求されることに関しては、一つではない方が圧倒的に多いです。
では、問題を見ていきましょう。
「荒れた芝でのトラップが乱れる」 これを解決するには、どうしたらいいか? 簡単ですね。芝を綺麗にすれば良い! この方法には、時間とお金、冗談が通じる人が必要です。
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他にも考えてみましょう。
上に書いた、荒れた芝で練習するという回答がありましたね。 この考えもいいでしょう。ただし、芝を荒らすのは難しいですね。 それに、荒れた芝で練習するまえに、芝での練習が難しい人には難しい解決方法です。 この方法には、綺麗な芝と芝を荒らす許可が必要です。 ちょっと難しいかもしれませんね。
誰にでも、今すぐにでも効果がでるような欲張りな解決方法はないだろうか? 普通は「上手になるまで練習しなさい」と言われる人が多いでしょうが、良い解決方法があります。 それは、トラップに保険をかけること。
凸凹した地面でボールがどのように跳ねるかを観察してみれば理解しやすいです。
ボールというのは、真っ直ぐに転がります。 これ重要!!
ボールがトラップする直前に、右に30センチ横に飛んだ!ということは聞いたことがないでしょう。 そう!ボールは急に左右には動かない。
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ボールは真っ直ぐ転がり、急に左右には動かないというのは理解しやすいですよね。
では、何故トラップミスをするのだろうか? トラップミスする直前のボールの様子を思い出してみてください。
ボールが自分に向かって転がってきましたね。 足で触ろうとした、次の瞬間!!
何と、ボールがジャンプした!!!! そう、「ボール1,2個分上に飛んだ」ということが重要。
どんなに勢いがあるボールでも、地面の凹凸で膝より上まで飛ぶことはないでしょう。
この「凸凹している地面だと真上にボール1個分ぐらい跳ねる」ということが重要です。
ここを理解していると、新しい解決方法を自分で生み出すことが出来ます。
上の方に、トラップに保険をかけると書きましたね。 トラップに保険をかけるとは、急にボール1つ分、真上に跳ねても問題がないようなトラップをするということです。
簡単でしょ? このトラップに保険をかける方法というのは、考えを頭に入れるだけです。 後は、やってみるだけ。
この「トラップに保険をかける」という方法は、正確なシュートを撃つためコツにもなります。
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サッカーボールの動かし方を考えていくと、不思議なことに同じところに辿り着きます。 始めはトラップのことについて考えていても、それが正確なシュートを撃つための方法であり、足に吸い付くドリブルのやり方でもあることに気付きます。
不思議ですね~。恐らく、シュート(キック)、トラップ、ドリブル等を、勝手に違うものだと思い込んでいるから気付きにくいのかもしれませんね。
この「トラップに保険をかける方法」は若い日本代表に特に伝えたい。
荒れた地面でも、綺麗な芝でも両方使えるトラップを覚えると便利です。 正確な表現の仕方をすると「どのような地面の状態でも使えるトラップ」という言い方になるかな。
実際にやってみましょう。 ボールは上に跳ねると上で書きましたね?
では、ボールが上に跳ねたときに、どのような足の状態だったら保険をかけることが出来るか見てみましょう。 ※ゴロボールで、足でトラップするものとする。今回はインサイドでトラップ。
伝わりやすいようにインサイドキックの状態でトラップしてみましょう。
ボールの進むレールの上に、足を置くという形で説明していきましょう。
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綺麗な芝では、ボールがレールの上で跳ねることはありません。 荒れた芝では、ボールが跳ねます。 ボールが跳ねたとしても、レールから外れないことを頭に入れて読んでください。
レールから外れること、をレールから外れないことに修正。外れることだと意味が通じないので、外れないことと書きたかったはず。
インサイドでトラップすると考えてください。
(a)は、つま先でボールを止める。
(b)は、足の甲の部分で止める。
(c)は、足首の下の部分、かかとに近い部分で止める。
(a)~(c)も、綺麗な芝の上ではボールを止めることが出来ます。
(a)の場合は、つま先を上に持ち上げた方がいいでしょうね。
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次に、ボールが跳ねたとき。 ※跳ねる高さはボール1つ分とする。
(a)は、説明しなくても理解しやすいでしょう。ボールが足の上を飛んでいき、トラップできない。 このやり方では、トラップに保険をかけるのは難しいですね。
(b)は、少し説明が難しい。 ボールの中心を(b)で触れたとしても、ボールの大きさから足(スネの部分)にあたってしまいつま先の方向に飛んでいく。 「トラップしたボールが1メートル先に飛んでいく」という表現が伝わりやすいだろうか。 つま先の方向に飛んでいく場合と、斜め前に進路を変える場合もある。
ボール1つ分の高さというのは、足の甲(b)よりも高い。 そのため、今回の条件であるボールが1つ分上に跳ねたら(b)にボールがあたることはない。 ボールの跳ね方が小さくても、あまり良い結果は出ないだろう。
最後に(c) (c)を見てみると凄いことに気付く。 ボールが1つ分上に跳ねても、ふくらはぎにあたる。 仮にボールが1メートル上に跳ねてもボール身体のどこかにあたる。 身長と同じぐらい上に跳ねたとしても頭に当たり、ボールは大人しくなるだろう。
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予測したボールの通り道(a~c)より上をボールが進んでも、トラップできるようにすることを「トラップに保険をかける」と表現しました。
(c)のトラップの優れている点は、ボールの通り道に先に辿りつけば、後は眠っていてもボールを止めることが出来るということです。 トラップするときに、わざわざつま先を上に持ち上げて足首を固定する必要がありません。 ただその場に、恋人の帰りを待つかのように首を長くして待っているだけで良いのです。 つま先を上げたり、足首を固定したりする必要はありません。
ただ地面に立つだけなら素人でも子供でも出来ますよね? 誰でも出来る、「その場に立つこと」をトラップにするのが今回の特徴です。
この「足首や足首の角度を調整しない(調整するとはつま先を上に持ち上げる等)方法」は、動いているときに特に効果が出ます。
意味が伝わりにくい表現だったので、カッコの中に調整するとは、を追加。
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「フクラハギでトラップすると変なところにボールが飛ぶのでは?」 という疑問が出てくると思います。 柔らかいフクラハギにボールがあたったとしても、足を伸ばせば届く距離程度にしか飛ばないはずです。 試して見るといいと思います。足首でトラップしようと試みて、フクラハギでトラップする状況になる方が難しい。 サッカーを始めたばかりで身体を上手に動かせなくても、経験をつめば(c)でトラップできるようになりますよ。
この(c)のトラップ、保険をかけたトラップというのは、簡単に出来ますよね? 上の方にも書きましたが、保険をかけたトラップを、ボレーシュートに使うとどうなると思いますか?
「保険をかける」という考え方は、トラップだけではなく、シュートの質を上げる近道でもあります。
真横から飛んでくるボールの中心を撃ち抜くのは難しいですが、「トラップに保険をかける」ように「シュートにも保険をかける」と、一気に上達します。
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空中のボールをシュートするときに、「蹴るのではなく当てるだけでいい」と聞いた事はありませんか? 表現は違いますが、恐らく同じ意味だと思います。
ゴール前に走りこみながら足を投げ出して点を取る場面を見る機会があったら注意して観察してみてください。 イタリアの選手だったかちょっと忘れましたが、W杯で優勝した国や優勝候補といわれる国の得点には、インサイドキックでのシュートに見えて実はフクラハギで押し込んでいるシュートがあったりします。
例えサッカーの教科書に載っていないキックでも、1点は1点。 フクラハギで押し込んでいるものや、インステップキックのように見えて実はスネで押し込んでいたというシュートもあります。
世界でトップの選手でも、教科書にのっているような正しいキックを失敗しますが、失敗したキックでも点は取ります。
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「お尻で点をとっても1点は1点」 ミスキックでも1点は1点であることを知れば、今まで以上にゴール前で落ち着けると思います。 インサイドキックやインステップキック、アウトサイドキックとしてはミスキックでも、シュートとしては間違っていない得点がいくつかあります。
日本代表の得点力不足ということを言う人がいますが、それは間違いです。 日本代表が撃つシュートは、教科書に載っているインサイド、インステップ、アウトサイドでボールの中心を捕らえたシュートです。 これらに、フクラハギキック等、正しいとされない間違ったキックでのシュートを加えたものがW杯優勝国の選手達です。 本当は、世界とは差が無いということ。
じゃあ何故違いが出るのかというと、「フクラハギキック」を使ってもいいことを知っているか。 ゴロでも浮いたボールでも、フクラハギでトラップをするつもりで足を出すと違いに驚くと思います。
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W杯のカメルーン戦で松井選手からのボールを本田選手がトラップして点を取りましたよね。 あのときのトラップが保険をかけたトラップになっています。 映像で確認しましたが(c)の部分で綺麗にトラップしていると思います。 フクラハギでのトラップだったと記憶していましたが私の間違いでした。 何度見ても美しいトラップ。素晴らしい。
カメルーン戦の本田選手の得点シーンはこれからも見る機会があると思いますので、もし見る機会があったら観察してみてください。
フクラハギよりも、もっと分かりやすい目安が足首。 自分の足首を手で掴んでください。 この足首でボールをトラップしたりシュートする気持ちで足の位置を調整するとミスがなくなると思います。 シュートで枠の外に行く事はあっても、ボールの中心を撃ち抜けないということはなくなると思います。
私はシュートのときも、トラップのときも足首は固定しません。 足首でボールを撃ちぬく場合、足首を固定しなくてもちゃんと当たります。 普通に蹴ったボールが、ドライブシュートや無回転キックになると思います。 逆回転のボールはでなくなるはずです。 インサイドキック、インステップキック、そしてアウトサイドキック全てが一つのキックであると感じることが出来ると思います。
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足首でボールを撃ち抜く蹴り方をするとインサイドキックとアウトサイドキックの本当の威力に驚くと思います。 インサイドキックがインステップのように強烈で、インステップキックがインサイドキックのように正確だ。もちろんアウトサイドキックも強烈で正確であることが分かるはず。
足首を固定した方が蹴りやすいという人は固定してもいいですよ。 ただ、固定しなくても十分問題ありません。
お好きな方を選んでください。 私のオススメは足首を固定しないやり方です。
個人的な意見ですが「足首を固定するという考え方」は捨てた方がいいと思います。 足首を固定したら、絶対に生まれない選手や技術がありますので、世界一を目指すのなら固定しない道を探した方がいいと思います。
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マレーシア戦の文章が長いな。 次は、アイスランド戦。
前半は綺麗でしたね。 選手の位置も美しかった。 相手ボールになってもすぐに日本代表がボールを奪いに行っていましたね。 攻守の切り替えが早くて素晴らしかった。 頭もしっかりと動かしている証拠でしたね。
点もすぐ入ったので、結構ゆっくり見ていました。 後半はイカを焼きながら見ていたので、文章がかけない。
アイスランドのスローインが良かったですね。 最後の方は少し疲れているように見えました。 疲れていても観客があれだけ反応したら楽しいでしょうね。
アイスランド戦はちょっと駆け足になりますが、面白かった。
前半だけメモったので、メモの分を。
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前半9分ごろ、多分遠藤選手。足の裏でのトラップがあったと思います。足の裏で少し前に転がしてキック。 日本代表が見せたお手本です。日本代表で見たかったので、見れたときには大興奮!
前半10分28秒ごろ? 増田選手も足の裏でのトラップ。足裏トラップがもう一度見れて幸せ。
前半15分ごろ? 今野選手?か駒野選手のクロス。槙野選手へ(ニュースサイトでは駒野選手とあるので、多分駒野選手)良いプレーだったのですが、どう良かったのかのメモを忘れている。
前半35分?(ニュースサイトでは前半37分)走りながら藤本選手のシュート。駒野選手から。良いシュート。
もう一つ謎の文章があるが解読できず。
メモにも保険をかけないといけない……。
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この記事は2012-03-13 17:30:00にサッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01
サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2012-03-13 17:30:00
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01
コメント
なし
気楽にサッカーを始めよう。
身近なものでサッカーを。
Author:tomu
サッカーを一緒に楽しみましょう。
サッカーをこれから始めたい人や始めたばかりの人を対象にしたブログ。
サッカーを始めるのって、結構難しい。特に帰宅部だった人とかね。一緒に帰宅部とサッカー部の間にある壁を乗り越えましょう。
他の部活をしていた人も歓迎。
小さいころサッカーをしたことの無い方や、これから始める人向けに書いています。私と一緒に上達しませんか。新聞紙で作ったボールでサッカーを始めよう。
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