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選手の肉体(3)ロベルト・カルロス、強烈なシュートの秘密


修正箇所が多すぎて、どこを変更したか分からなくなった。多分、ロベルト・カルロス選手となっている部分は修正されている。

前回の続きです。 ロベルト・カルロス選手の蹴り方について取り上げます。 ロベルト・カルロス選手が「一度に二回蹴る」という秘密があることを見ていきましょう。

ここで注意。 素人やサッカー初心者の人は簡単に出来ると思いますが、経験者はかなり難しいと思います。 普通なら経験者の方が簡単に覚えられそうですが、日本語サッカーの蹴り方が身体に染み込んでいる経験者は、覚えると混乱するかもしれませんので、あまりオススメできません。

もう一つ重要なこと。サッカーの蹴り方に間違っているものはありませんと言いましたよね?ゴールを決めても間違った蹴り方だからという理由で、得点を取り消されることはないですから、間違った蹴り方がないということがわかります。

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しかし、「これが正しい蹴り方だ」と習った人や、理由も分からずそう信じている人にとっては、私の紹介する蹴り方が間違っているといわれる可能性があります。今回のロベルト・カルロス選手の蹴り方はそんなに問題は無いのですが、インサイドキック(別の機会で取り上げます)をするときは注意。

実際に、私のインサイドキックが間違っているから駄目だと言い続けた人がいますので、経験者の方は特に注意。 たぶんないとは思いますが、蹴り方が教えているのと違うということで出場に影響が出たらいけませんので、周りの人の様子を見て使ってください。(私が大会等の出場経験がないので、そんな監督等が存在するかはわかりませんが、ねんのため)

それでは始めましょう。

ロベルト・カルロス選手は一振りで二度蹴る。 まるで漫画や映画の世界に迷い込んだようです。 嘘みたいですが、本当です。

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今回は、ロベルト・カルロス選手と日本語サッカー(日本語で書かれているサッカーの教科書の略)の蹴り方を絵で比べてみます。 まず、日本語サッカーの蹴り方。

絵には脚が四本ありますが、膝の部分に赤い丸と足首にピンクの丸があるのが蹴り足。 足首に何も無い足が軸足です。一応、絵の中に軸足と書いたのですが文字として認識できるでしょうか。 ボール式マウスの抵抗を受けながら描きました。

日本語サッカーの蹴り方の注目する部分は。 膝の部分に赤丸をつけたのですが、赤丸の移動した角度というのが、大体90度前後。 ボールを蹴った後に少し蹴り足が上がるのですが、それを考えたとしても90度程度でしょうか。 教科書や、蹴る人によっては90度も無い人もいます。 90度(大体)というのは教科書の角と同じです。 この90度というのがポイントになってきます。

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日本語サッカーでは、蹴り足の膝下を上に持ち上げることを強調しますが、膝の動きを見るととても面白いことがわかります。 試してみると分かりやすいのですが、日本語サッカーの蹴り方では後ろに下げた、蹴り足の膝が軸足の近くに来ると急ブレーキがかかり、膝の動きはほとんどなくなる。膝が止まっている間に膝下が動いて(脚を伸ばす動き)ボールをとらえます。

日本語サッカーの蹴り方は、蹴り足を後ろに下げ、軸足の膝まで来たら手で蹴り足の膝を止めて、蹴り足の膝を止めてから膝下を伸ばす動きをすれば、完璧に再現できます。

この蹴り方をするときに、ボールが軸足の後ろであったり、軸足と同じ位置にあると非常に難しい。 そのため、軸足の置く位置を調整する必要があります。

前回、日本語サッカーの蹴り方の特徴をあげたのですが、その中に「軸足の位置を気をつける」というものが入っていたと思います。

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日本語サッカーの蹴り方だと、蹴ることの出来る範囲が非常に狭いため、軸足とボールの関係に気をつけないといけません。 少しでもずれるとどうなると思いますか? そう、シュートが枠の中にいかない。ドリブルからのシュートを打ち上げてしまう。

よく決定力不足って言葉を聞きますよね。それです。動いているボールを日本語サッカーの蹴り方で蹴るのは難しいですからね。後、絶対に蹴れないボールの位置というのも存在しますから、数少ないチャンスをものにするのも難しくなります。

日本語サッカーの特徴は膝が90度前後しか動かないということです。 90度だから悪いということは無いので、心配しないでください。

90度もあれば、立派なシュートが撃てます。海外の選手で身体能力が高いといわれる選手がいます。 そのような選手が、小さい振りで強烈なシュートを放つのを見たことがある人が少なくないでしょう。 実は小さい振りで強烈なシュートを放っているのではなく、日本人選手と同じように膝を90度前後動かしている蹴り方をしているのです。

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「小さい振りで強烈なシュートを撃てるのは身体能力が高いから」という解説をきくことがありますが、身体能力が高いからではありません。 もし、身体能力が高くないと小さい振りで強烈なシュートを撃てないのだとしたら、私は身体能力が高いことになります。

私は日本人ですので、私と同じ日本人も身体能力が高いということになり、日本代表(帰化除く)もできるということになります。 ロベルト・カルロス選手もそうですが、人間というのは皆同じ身体をしています。 色々な人を見ても日本人は非常に優れています。まず、頭が良い。このブログを読めますよね。文字を読めるって凄いことなのですよ?知ってましたか?

ほとんどの日本人は文字を読むことが出来る。これが何を意味するかわかりますか? 知識や何かに関するヒントを皆が知ることができるということです。皆が知ることができるというのは、皆が一気に賢くなるということ。 サッカーで言えば、皆が一気に力をつけるということです。 日本が凄いって気付いていましたか?これには弱点もあり、嘘を流すと嘘に騙されやすくなる(文字が読めなければ嘘を知ることができませんから)ということも。

上に描いた蹴り方が日本では正しい蹴り方ということになっています。 この蹴り方を少し変えると、身体能力が高くないと蹴れないと誰かが勝手に言っている、小さい振りで強烈なシュートが撃てるようになります。

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答えを言うと、軸足の膝(2019-08-01に追加。多分、蹴り足の膝が正解だと思います。)が動き始める場所と、動きが止まる場所が違います。 これは、次の機会に書きます。たぶん、すぐ書くと思います。

軸足の膝が動き始める場所の部分、多分蹴り足だと思います。投稿時に間違いに気付かなかったのか、それとも別の意味があるのか不明。(続きの文章を読まないと間違いか正しいかは判断できず。すぐ書くと言いながら書くのを忘れているようだ)

お待たせしました。 ロベルト・カルロス選手の蹴り方です。 日本語サッカーの蹴り方は90度前後だということを書きましたね。 日本語サッカーの蹴り方が「0.5ロベカル」でロベルト・カルロス選手の蹴り方が「1ロベカル」ということは、日本語サッカーの蹴り方を二倍にしたのがロベルト・カルロス選手の蹴り方となりますね。

90度を二倍にすると180度。 膝の動く角度が180度前後になればロベルト・カルロス選手と同じ蹴り方になることがわかりますね。 では、ロベルト・カルロス選手の蹴り方を絵で見てみましょう。

青の丸と水色の丸がついているのが蹴り足で、ボールに隠れているのが軸足。 絵ではオーバーな描き方をしていますが、膝の動く角度に注目してもらいたい。 実際には絵のように、ぴったり180度というわけではないのですが、イメージとして伝わるでしょうか。

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実際には160度前後かな?結構膝が動いています。 脚を後ろに下げるときは、あまり無理をしないでください。 腰に痛みが……ってなったら大変ですからね。(私の実体験です) 説明の都合上180度としましたが、180度を目指さなくても大丈夫です。

ロベルト・カルロス選手のフリーキックを見るとそうなのですが、ゴールまでの距離によって膝の動く角度が違います。 距離が長いフリーキックのときは角度が大きめ。近い場合は角度が小さめ。 ただ、距離に関係なく言えることなのですが、蹴った後の左足が美しい。 上に描いた、蹴った後の足の絵のように大体90度ぐらい脚が上がっています。 しかも、足首とつま先までピンと伸びているから素晴らしい。 何か優雅な鳥のような美しさを感じます。

ロベルト・カルロス選手の秘密の一つ目「一度に二回蹴る」ということ謎が解けたでしょうか。 サッカーの本を見る機会があれば、お手本の蹴り足の膝がどれぐらい動くか確認してみてください。 おそらく90度ぐらいだと思います。 私が見た中で、動きが小さいものだと、90度もないものもありました。

「膝の動かす距離、もしくは角度」に注目しましょう。 見えない世界が見えてきます。

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私が膝に注目したのは、合気道の塩田剛三さんの話を聞いたからだったような気がする。 合気道か、別の格闘技だったか忘れませんが、膝の動きをみるとその人の動きの仕組みがわかります。 動きの仕組みが分かるということは、次にどう動くか分かるということなので、合気道だったか武道では膝が見えないような服を着るということでした。

膝の動きというのは、面白い発見をさせてくれます。 私が、一番最初に覚えたエラシコも膝の動きを見て衝撃を受けました。 ロナウジーニョ選手のエラシコを膝から調べると、覚えることが出来ると思いますよ。 私が最初に膝の凄さを感じたのが、ロナウジーニョ選手のエラシコをコピーしようとしたとき。 私の予想した動きと全く違いました。わかってそうで、わからない人間の動きって感じですかね。

ロナウジーニョをロナウジーニョ選手に修正。

今回、ロベルト・カルロス選手の秘密を一つ描きましたが、大事なことを忘れてた。 肝心のボールを捉えることに関して触れていなかった……。 ボールの捉え方は、また今度書こう。

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ロベルト・カルロス選手の蹴り方を見て私が試したことがあるのですが、蹴り足の膝を伸ばしたままインステップキック(足首は伸ばさないで)でボールを蹴る方法と、軸足の真横(軸足にボールが触れている状態)にあるボールを、蹴り足の足首を伸ばしたままインステップキックで蹴る方法。 この2つの蹴り方。出来ると思いますか? 答えは、2つとも出来る。 最初の、蹴り足の膝を伸ばしたまま、足首は伸ばさないでインステップキックで蹴る方法というのはドリブルからのシュートのように、動いているボールを撃ちぬくときに役に立ちます。味方からのパスに走りこんでインサイドでのシュート等。

2つ目の、軸足の真横にあるボールを、蹴り足の足首を伸ばしたままインステップキックで蹴る方法は、アフリカ系の選手がこぼれだまに反応してシュートを決める、いわゆる「身体能力が高いから撃てるぞシュート」に役に立ちます。 頭の体操に挑戦してみてください。今までの教科書通りの蹴り方だと出来ませんよ。 ただし、無理をして怪我をしないようにしてくださいね。未来の日本代表が怪我したら大変ですからね。

ボールの蹴り方でもそうですが、「大切なのはどうするかではなく、なぜそうするのか」なぜ、インステップキックでは足首を伸ばせといわれるのか? なぜ、キックのときに軸足の位置を気にする必要があるのか? この答えを知れば、上に書いた頭の体操の答えが分かります。

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サッカーでは、頭がいい人ではなく、賢い人が活躍します。

答えをたくさん知っているのが頭がいい人。新しい答えを生み出すのが賢い人。 賢い人になってください。 日本代表や日本人選手は頭のいい選手が多い。 頭がいいだけでベスト16までいけました。 これに賢い選手や賢い日本人サポーターが加わると優勝も夢じゃない。

辞書は使わないとただのゴミ。辞書の知識を使って自分の答えを見つけてください。

○私の場合 辞書=日本語で書かれているサッカーの教科書や、サッカー関係のサイト。 賢い人=ブラジルのサッカー選手(今回はロベルト・カルロス選手) 私の答え=ロベルト・カルロス選手の蹴り方の部品(ポイント)を集めて、私の好みに組み立て直した蹴り方。

私好みに組み立て直した蹴り方も、そのうち取り上げます。 筋力のない私ですが、私の蹴り方もロベルト・カルロス選手と同じ部品を使っていますので結構威力がでます。 ロベルト・カルロス選手並みの筋力をつければ、更に威力が上がりますよ。

前回、「選手の肉体(2)ロベルト・カルロスになる」

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この記事は2011-01-03 17:00:05サッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01


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サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2011-01-03 17:00:05
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01

コメント

はじめまして

はじめまして
いつもブログを拝見させていただいて練習の参考にさせていただいてます

というより,私自身はまだサッカー歴二年(社会人サッカー:右サイドバック)のド素人ですがサッカー経験者に追いつけ追い越せ??とやっきになってます(笑)

自分は元々陸上部(短距離)出身でまだまだ技術的に未熟すぎるくらい未熟でスピードまかせで強引なオーバーラップかましてる状態であります
練習の参考にさせていただきたいのでどんどん更新お願い致します

最近は家の中で練習し過ぎて嫁に怒られます(笑)

2011-01-05 23:10 | きままはな

はじめまして、きままはなさん。

はじめまして、tomuと申します。
いつでも、いらしてください。大歓迎ですよ。

サッカー歴が2年ということは、かなり重要な時期ですね。
2年となると私の中ではベテランですよ。
社会人サッカーということで、恐らく周りは経験者が多いのでは?
海外の育成の話で、「サッカー上達には、上のレベル(年上)の人とやるといい」といった意見があります。
身体や技術、経験が上な相手とやると上達が早いという内容でした。

「サッカー歴が2年」ということ、「社会人サッカー(たぶん経験者に囲まれている?)」ということは、かなりいい環境ですね。

サッカー歴が長すぎないということは、サッカー経験者の型に気が付きやすく、試合で有利です。
また、ビギナーズラックも味方につけることができると思います。
これだけでも、十分いい選手になれます。

もし、周りの選手が経験者ばかりということなら、もう最高。
私のときもそうだったのですが、年齢が近くても経験者とやるという環境は、サッカーが上達する最高の環境です。

さらに陸上の経験もあるとなると、最高じゃないですか。
私は陸上に関して詳しくないのですが、陸上も自分の身体と向き合うのではないでしょうか。
自分の身体と向き合うのは、サッカーでも重要ですからね。

きままはなさんは、いい選手になる条件を全て満たしていますね。
今のうちに、サインを貰っとこうかな(笑)

頑張って更新していこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。
家での練習のしすぎで問題になりそうなときは、一緒に……というのはどうでしょうか。
誰かと一緒だと楽しいですからね。
一緒にいい汗をかこう!って言うのはどうですか?駄目かな?(笑)

コメントありがとうございます。
良いお年を。

2011-01-06 12:59

3拍手


気楽にサッカーを始めよう。


身近なものでサッカーを。

Author:tomu
サッカーを一緒に楽しみましょう。
サッカーをこれから始めたい人や始めたばかりの人を対象にしたブログ。
サッカーを始めるのって、結構難しい。特に帰宅部だった人とかね。一緒に帰宅部とサッカー部の間にある壁を乗り越えましょう。
他の部活をしていた人も歓迎。

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