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W杯、決勝戦。優勝はタコ。正しい蹴り方と間違った蹴り方?


決勝戦。

優勝することも凄いですが、どちらが勝つかを当てるのも凄いですよね。

タコが予言したとおりスペインが勝ちました。

試合の中で、スペインのDFだったと思いますが、加速のときは前傾姿勢、減速のときは後ろに身体を傾ける。

この加速のときと、減速のときの姿勢の違いが面白かったです。

ボールがライン?から出ると判断したら加速をやめ、停止に向かう。

単純な場面でしたが印象に残りました。

姿勢の変化が非常に目立ちました。

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後、もう一つ。

録画していないので確認が取れませんが、前半の31分ごろ。

スペインの選手が体勢が悪いが味方にパスを出すシーンが印象に残りました。

私が、このプレーをブログに書こうとメモり、時間をすぐ確認したら31:48秒でした。

この時間よりも少し前にあったプレーです。

リプレイもあったので覚えている方も少なくないのではないでしょうか。

私がサッカーを始めるときにサッカーの本やサッカー関係のサイト等を見ましたが、今回のスペインの選手と同じ状況に、日本でサッカーを学んだ日本人選手がなったら、恐らく同じタイミングでボールを蹴ることは出来なかったと思います。

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何故かといいますと、私が見た本やサイト等、ボールは軸足の横、あるいはボールは軸足より少し前等、ボールの置く位置を気にしなさいという教え方が多かったため、日本で学んだ選手はスペインの選手が蹴ったタイミングは不適切なボールの位置と判断して相手に取られるか、もう一回ボールを自分の蹴りやすい位置に動かす等したと思います。

ボールの位置に注目していたため選手の名前が分かりませんが、シャビ選手みたいな顔だった気が。少し自信がありません。眉毛がシャキーン!って感じの顔だったような気がします。録画している人は確認していただけるとありがたいです。

パスを繋ぐときに、ヒールパスだったり、自分の身体の向き(おへその向き)と違う方向にボールを蹴ったりしていたスペインの選手。(スペインの選手に注目していたのでオランダの選手はわかりません)

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ボールを正しい位置において蹴ろうという意識は無いように感じました。ボールを正しい位置に置き、正しい蹴り方でけるという発想ではなく、自分の望むタイミングで蹴ろうという意識のもと、ボールを動かしていたように思えました。

日本代表戦のときに調べたかった「身体の向きとボールの進む向きの違い」に関して、決勝戦で満足のいく結果が得ることができ非常に満足しています。決勝戦を見て、今以上に自分の考えに自信を持つことが出来ました。

サッカー関係やつま先シリーズの記事

●ここからは、細かい部分なので飛ばしてもらって構いません。

サッカーで得点として認められないのはルールを破ったとき。蹴り方が醜かったから、正しくなかったからといって得点が取り消されることはない。

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私が、サッカーの本やサイトを見て感じた、少し異常とも思える「正しい蹴り方と間違った蹴り方に対する意識」 。果たして、サッカーに間違った蹴り方は存在するのだろうか。

昔、ある人物(A)が「正しい蹴り方」として「間違った蹴り方」を教えたため、日本人選手に間違った蹴り方が広まったと主張する人(B)がいる。人物(A)が「間違った蹴り方」を日本に広めたと主張する人(B)は、これが正しい蹴り方であると、別の蹴り方を伝えている。

今、間違った蹴り方ではなく、正しい蹴り方として日本で伝わろうとしている「人物(B)の正しい蹴り方」がある。これで日本代表が強くなるだろうか。もし、何十年か後に「いや、その蹴り方(人物Bの)も間違っている」という人物(C)が出てきたらどうなるだろうか。私は同じことを繰り返す可能性があるため、特定の蹴り方を間違った蹴り方ということはできない。

何故、私が間違った蹴り方だということができないのか。それは、正しい蹴り方を主張する人物(B)が新しい「正しい蹴り方」を日本に広めた場合、人物(B)が昔蹴り方を教えた人(A)と同じことになる可能性が高いからだ。

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Bさんが、「Aさんが教えてきた蹴り方が間違っていたため多くの選手が犠牲(言葉は適切ではないかもしれませんが、本来もっと出来たであろうというような意味)になった」というように、いつかBさんが間違った蹴り方を広めたから多くの選手が犠牲になったといわれるかもしれない。

自分の考えが正しいと思うことは非常に大切である。そして自信を持つことも大切である。しかし、教育者や指導者の場合、間違ったことを教えてしまうと、教え子の未来を潰してしまうかもしれない。そう考えた場合、私は恐ろしくて「これは間違った蹴り方である」ということが出来ない。

もし、私が「正しくない蹴り方とは何だ」と聞かれたら「自分が蹴りたいときに、望む場所に望むタイミングでボールを目的地に到達させられない蹴り方だ」と答えるだろう。

私は、サッカーで「間違っているもの」があるとすれば、それは蹴り方ではなく、考え方だと思う。

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ボールを自分の思い通りに動かせないのは蹴り方が間違っているのではなく、考え方が間違っているからだと思います。

ボールを蹴ることに関する考え方の違いが、ゴール前での落ち着きや得点力に影響を与えると思います。 体勢を崩していても、お尻でボールを押し込んでも一点として認められます。そう考えると、正しい蹴り方かどうかということは、あまり気にしなくても良いのかもしれません。

ただ、私も美しいものが好きですから、美しい蹴り方を追い求める姿勢というものは素晴らしと感じています。ただ蹴るだけではなく、美しく蹴るということを追い求めることもサッカーの楽しみ方の一つかもしれませんね。

遅くなりましたが、スペインおめでとう。オランダも魅力的でした。 次のW杯でも、日本代表が活躍するところを見たい。 頑張れ、未来の日本代表候補達。

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この記事は2010-07-12 17:30:00サッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01


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サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2010-07-12 17:30:00
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01

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Author:tomu
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