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相手が焦りだす距離を調べよう。FIFAクラブ、ワールドカップ


「相手が焦る距離を調べよう」

ボールを持っている相手に対して、プレッシャーをかけにいきます。 相手のボールを奪うとき、どの程度近付けばいいのか。 相手が焦りだす距離は?

「ボールを持っている選手が焦る距離」を知っていることが試合の中で重要になってきます。 相手にプレッシャーをかけるときに大切なのは、相手との距離。

相手にプレッシャーを与える選手が初心者であっても、相手との距離が近ければ近いほど、プレッシャーをかけることが出来ます。 自分より大きな相手にも、距離で相手を倒す。

今日の柏レイソル対モンテレイ。 各国のプレッシャーの掛け方の違いを見ることが出来ます。

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柏レイソルとオークランドシティの試合を見ましたか?

ボールを持っているオークランドシティに、柏レイソルの選手がプレッシャーをかける。 相手を肘で触れる距離にまで、近付いていましたね。お見事。 相手を肘で触ることが出来る距離というのは、足を伸ばせば相手の足元あたりにあるボールに守備側も触ることが出来る距離。

この「相手を肘で触ることが出来る距離」というのは、サッカー選手にとってとても大切です。 経験や体格に関係なく、上を目指すなら知っておいた方が良いもの。 相手を肘で触ることが出来る距離にまで近付こうとしても、上手い選手には股抜き等でかわされる。

上手い選手は、を上手い選手にはに修正。

相手の肘があたる距離でも、ボールを動かそうという考えを持てる選手というのは素晴らしい選手。 実際にボールを上手に動かせなくても問題ありません。 相手が近くにいても、「自分が良いと思う場所にボールを動かそう」と思えることが、素晴らしい選手になる条件の一つです。

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相手が近くにいても、「ボールを動かしてみよう」と考えることが出来るかどうかで、選手の質が変わります。 この考えに辿り着くことが出来るか? 私がサッカーを始めて、数ヶ月のころ試合に出ました(参加賞みたいな感じで)。 相手はサッカー部。私はサッカーを始めたばかり。

ゴール前で、私にボールが。 ボールと一緒に軽いジョギングをするような感じでボールの隣を走る。 ゴール前なので、相手DFがシュートコース等切ってきます。 プレッシャーもかけてきました。

ボールと相手DFと散歩をした私。 不思議な時間が流れた後、私のシュート。 ボールの中心をしっかりと打ち抜くことが出来なかったシュートはゴールキーパーがキャッチ。

このときに不思議だったのが、何故相手DFはボールを奪いにこなかったのか? もしかしたら、奪えなかったのかもしれない。 たぶん、プレッシャーをかけていたのだろうが、相手からの「プレッシャー」という知識が無かった私は相手が隣を寄り添うように走る姿が不思議だった。

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知識がないことが、必ずしも悪い状況になるわけではない。 ゴール前で、相手DFは二人三脚をしたのではなく私にプレッシャーをかけに来ていたと知ったのはかなり後のこと。 面白いですね。 このときの不思議な二人三脚が、ゴール前でのシュートに役立つことに。

「ボールとの散歩」は、柏レイソル対オークランドシティの試合にありました。 試合の内容を記録していなかったので、詳しい時間帯はわかりませんが、ネットの記事を読むと前半3分、11分、後半19分?

右にいる酒井選手にパスが出る。 前に進むボールに追いつき、ゴール前を確認してそのままクロスをあげる。 この動きが凄い。 動いているボールを一回触ってしまいたくなる人が多いと思います。 動いているボールに触ってしまうと、その瞬間に相手が距離を調整したりゴール前を固めてしまう。

ボールを一回触りたくなる場面でも、そのままシュートを撃ったりパスを出すと良い。 動いているボールをしっかり撃てる技術があれば、止まっているボールを蹴るのは簡単です。 速く動くボールを正確なパスに繋げる酒井選手の技術の高さが凄い。 長友選手も同じ動きをしますね。 動いているボールを止めずに、シュートやゴール前へ。

早く動くボール、を速く動くボールに修正。

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世界と戦う……ではなく、世界一になるためには、上で紹介した酒井選手の技術を身につける必要があります。 自分に来たボールを一回触って、次のプレーにうつる人を良く見ます。 「サッカーの基本」で調べると「止める、蹴る」というのが出てきます。

経験者と初心者の違いのは「止める」ことが出来るかどうか。 では、経験者の中でも世界一になる人と、そうでない人の違いは? それは「止めずに蹴ることができるか」どうか。

ポジションに関係なく、動いているボールを止めずに蹴る技術が求められます。 相手との力の差があれば、ボールを一度触る時間もあります。 自分より上と戦う場合、ボールを一度触ることが命取りになります。

余裕があるときと違い、次の動きにうつる前にボールを一回触れなくなったら? 「止める、蹴る」という考えは素晴らしい。ただ、「止める」もしくは「一度触る」という「儀式」をしないと次の動作に移れないのだとしたら、この考え方はあまりよくないかもしれない。

日本代表の過去の試合や、身近なチームの試合を思い出してみるといいかもしれない。 そのまま撃てば点を取れたのに、トラップしないでボールを蹴りだしていれば相手に負けずにすんだのに……と、何となくイメージが伝わるでしょうか。

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急に自分の前にボールが来たとき、すぐに動けるか? 「ボールを止めること」を叩き込まれすぎると、試合中に活躍できない。

サッカーの上手さを分けると、こうだろう。
(ア)ボールを止めることが出来ない。
(イ)ボールを止めることが出来る。
(ウ)ボールを止めなくても問題ない。

初心者や特訓中の人は(ア)
サッカーが上手い人は(イ)
(ウ)は(イ)の人が更に上手になり世界一を争う人。

日本代表や日本人選手はサッカーが上手くなってる。 W杯で優勝するために必要なものは、「ボールを止めないで蹴る」という考えだろう。 柏レイソル対オークランドシティの試合を見てそう思った。 酒井選手は素晴らしい技術を持っている。 酒井選手を見ていると長友選手を連想した。

日本人選手は「止める、蹴る」から「止めずに蹴る」という一つ上の技術を目指す時期になったのかもしれない。

動いているボールをしっかりと打ち抜く技術があるとシュートやドリブル、パスが更に上手くなる。

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私は、日本人は世界で一番FWに向いていると思っている。 「ブラジル人はボールと一緒に生まれてくる」と表現したりするそうです。 ブラジル人はサッカーが上手いからでしょうね。

ブラジル人がボールと一緒に生まれてくるなら、日本人はストライカーの素質を持って生まれてくる。 他の人には内緒にしているのですが、私は「FWというポジションは日本人のために作られた」と思ってます。

酒井選手のような技術をつける遊びの一つ。 私が実際にやっていた遊び方です。

肩幅ぐらいの隙間を探します。無かったら石でもペットボトルでも使って作ろう。 私の場合は公園のベンチを使いました。

ボール一つ分より少し大きいぐらいのサッカーゴール。

(1)ボールを右斜め(左斜め)に蹴る。味方ゴールキーパーが斜め前にパスをするイメージで。
(2)ボールに追いつき、ボールと二人三脚(※1)しながらゴールの位置を確認。
(3)ボールと1~3メートル散歩したら、そのままシュート。
(4)ボールを回収して(1)に戻る。

※1、「ボールと二人三脚」とは、先に動いているボールに追いつき、ボールと同じ速さで動くこと。ボールと同じ速さで動くと、ボールとの距離が同じ(骨盤や上半身との距離を考えると伝わりやすいと思います)になります。 ボールに速さを揃えると、止まっているボールを蹴るときと同じようになります。

「ボールの速さに自分を合わせる」ことを覚えてください。 「ボールの速さに自分を合わせる」のがボールとの二人三脚になります。 ボールが自分の身体のどこにあれば一緒に走りやすいかを探してください。

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まず、利き足のインサイドキック、アウトサイドキックでシュートを撃てるように。 その後に、利き足ではない方を。 このやり方でアウトサイドキックを覚えると最高です。

この遊びで覚えたアウトサイドでシュートを決めたら褒められました。 ノーモーションのアウトサイドキックだったようで、普段私を褒めない人まで褒めましたよ。 おそらく、サッカー部で習うサッカーには無い物なのでしょうね。

遊びのサッカーと、人から習うサッカー。 日本のサッカーと南米、欧州のサッカー、違いがあるのが自然です。 日本のサッカーだけではなく、南米欧州のサッカーも吸収しましょう。 上に書いた遊び方でシュートを覚えたら、エースストライカーになれますよ。

私が褒められたキックというのは、私の遊びの中では普通のキック。 しかし、サッカー部にとっては普通ではなかったキック。 日本のよさに気付くには、距離の近い日本人よりも、適度な距離のある外国人の方が向いているのに似ているかもしれない。 周りにアウトサイドやアウトフロントを使う人がいなくて不思議に思ったのですが、周りにとってはアウト系は使わないのが普通だったのかもしれない。

回りにとってはを、周りにとってはに修正。

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上に書いた遊び方で覚えたノーモーション。 これで点を取ったときに先輩に言われた言葉が 「ストライカーになれ!」 そのとき私が思ったことが 「ストライカーって、何?」 ストライカーの意味を知り、褒められたことに気付いたのはかなり後のこと。

専門用語は難しいね。 出来るだけ、カタカナや専門用語のようなものは使わないようにしています。 今回、「ノーモーション」という言葉を出しましたが、これの意味は内緒。 遊びの中で見つけてください。 ネットで意味を調べるのもいいですね。

ヒントはブラジル代表がゴール前で、よくするシュート。 (あ、シュート撃ちそうにないな) (たぶん、パスだろう) と思ってたら、そのまま得点に……といった感じでしょうか。

あれ?ストライカーになれって言われたのは別のシュートのときだったかな?ちょっと自信ない。

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この記事は2011-12-11 19:00:00サッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01


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サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2011-12-11 19:00:00
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01

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Author:tomu
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