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ペルー戦、最高のシュート。サッカーに必要な、たった2つの技術


日本対ペルー戦。 本田選手のシュートが素晴らしかった。 本田選手が倒された後に、すぐに起き上がりシュートを撃つ。

このときのシュートの足の振りが素晴らしい。 点を取りにいく姿勢と、ボールを捉える技術が素晴らしい。

長谷部選手の切り返しからのシュートも凄かったですね。席をはずしていたときだったので、後で知りました。 カメラの映し方も今までと少し変わったのか、何となく見やすかった。 今までは選手の顔のアップだったり、リプレイで選手のプレーが見れないときもありましたね。

それが、あまり無かった気がする。

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前半だったかな?左右のDFのキックフェイントを見て、これからの日本が楽しみに思えた。 多分、違う人だと思うが、ボールを蹴ると見せかけて相手選手を引っ掛けていたのが良かった。

前の記事「日本代表、頑張りましたね。中澤選手の輝きに驚いた」でも書いたと思うけど、中澤選手が蹴ると見せかけて相手を引っ掛けるというのがあった。 昔の記事を調べるとパラグアイ戦だ。 パラグアイ相手にフェイントをかけた中澤選手、ペルー相手にフェイントをかけたDF?の選手(遠くで見ていて確認できず)。
中澤選手のときも今回の試合でも、相手は南米。何か運命的なものを勝手に感じています。

ボールを貰うときに、足の裏も使うと面白くなりそうですね。 相手選手のアウト回転のかかったシュートも面白いボールでした。

本田選手の起き上がってからのシュートが、集中力の息継ぎを狙った素晴らしいシュート。素人が経験者からも点を取れるシュート。もちろん、どんなに素晴らしい相手からでも点が取れるシュートでもある。このタイミングのシュートをドンドン増やすと日本のW杯優勝が近付く。

ボールを持った相手との距離が近くなってきましたね。自分の肘で相手を触れるぐらいの距離なら、どんな選手でも焦るだろう。クラブワールドカップのアルゼンチン、欧州のチーム、日本のチームを比べたときに、アルゼンチンの選手(一番焦らない)でも焦る距離まで日本代表が近付いている。W杯からだろうか。日本代表と相手との距離が少しずつ近くなっている。

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日本代表の相手との距離を、Jリーグだけではなくサッカー少年少女もするようになったら今以上に凄い選手が育つと思う。アルゼンチンのチームでも焦る距離で、落ち着いてプレーできるような選手が増えれば、日本サッカーの進化のスピードがあがるだろう。

ボールを持った相手へのプレッシャーというのは、経験や体格に最も影響を受けるのではなく、相手との距離に影響すると思う。相手の肘が当たるぐらい近づけば、初心者でも一気に成長できる。

日本代表の成長を見ていて楽しい。ボールを持った相手との距離が今以上に近付き、それが日本サッカーの常識になったときに、W杯を優勝するときの日本代表が生まれるだろうね。 距離を近づけ、日本が世界で一番プレッシャーがきつい国になれば、何回でも優勝できる。

日本には、世界で一番優れた選手を生み出す環境や国民性が揃っている。世界一のプレッシャーのきつさと、フェアプレー精神を大切にするのが日本のサッカーとなると面白くなりそうだ。

世界一プレッシャーがきつくて世界一フェアプレーを心がけるというのはどうだろうか。W杯だけではなく、プレッシャーやフェアプレー精神でも世界一を狙うのも面白い。 世界一のプレッシャーで選手を鍛え、世界一のフェアプレー精神で選手を守る。魅力的な選手が育ちそうですね。

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そういえば、非公式の世界チャンピオンの日本。ペルー戦でも防衛しましたね。非公式の世界一の次にとる世界一は、どの世界一かな。私はW杯優勝から取って欲しい。 世界一のプレッシャーとフェアプレー精神を目指し、日本サッカーの魅力になると、将来の日本人選手のためにもなりそうだ。

プレッシャーというのは、不思議なものです。 私がサッカーを始めて数ヶ月の初心者だと知っていても、私のプレッシャーで後ろまでズルズル下がる選手がいました。 私よりも身長も体重も大きくて経験も豊富な選手でも、素人の私のプレッシャーというもので下がってしまう。

私よりも年上の人だったのですが、そのときは結構不思議でした。 「何故、素人の私が近付いただけでそんなに焦るのか?」 私の出した答えは、「相手へのプレッシャーや圧力は経験ではなく、距離で決まる」というもの。 もし、機会があれば上手い人に思いっきり近付いて欲しい。 あなたが初心者であればあるほど有効だと思います。 それは何故か?

初心者は日本で習うサッカーの常識というのを知らないから。 海外でのサッカー経験は無いので分かりませんが、日本国内なら今よりも一歩相手に近付くだけで全く違ってきます。 私の感じた「日本で習うサッカーの常識」の一つに、「守備のときには、相手からある程度離れる」というものがあります。

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ボールを持っている人にあまり近付かない環境で育った選手が、肘が当たるぐらい近付いてくる選手と出会ったときにどのようなことが起きるか? 上の方で書いた、私と経験豊富で体格に恵まれている先輩との不思議な体験と同じようなことがおきます。

経験者が焦ってしまう距離まで近付こうとする気持ちは大切です。 どんどん抜かれたり失敗してください。私がサッカーを始めて行ったことが不正解を探すこと。 初心者や素人が正解を見つけるのはとても難しいですが、正解ではないものは経験に関係なく見つけることが出来ます。

相手にドンドン近付いていって相手に抜かれる方法があったら、あと3,4回同じことをしてみる。 周り(特に経験者)が「それをしたらいけない」というようなことを言えば、不正解を発見したことになります。 私が言われたのは「一発で行ったらいけない」という言葉。 勢いよく飛んでいくロケットのように、私と向き合っている相手からボールを奪おうと突っ込んだら簡単に抜かれました。

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ロケットのように相手のボールに真っ直ぐ飛んでいくと抜かれる。 これは大切な情報になります。 「一発で行ったらいけない」といわれるのはボールを奪えないから。一発でいってボールを奪えれば問題がないことになります。 私は、ただロケットのように相手に突っ込んでいくのをやめました。

次からは、始めはロケットのように真っ直ぐ突っ込み、相手にロケットである(真っ直ぐにしか動かない)と思わせて(これがフェイントになります)私のとりやすい場所にボールを誘導させてから、急に進む方向を変えてボールと合流するようになりました。

いつの試合だったかは忘れましたが、レアルマドリードのときのロナウド選手(ブラジル)がこのやり方で相手DFからボールを奪って点を取っていました。 たしか、選手のプレーを「巧!」というサッカー番組だったと思う。 今は「巧!」という番組のコーナーは無いかもしれない。

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ロナウド選手のボールの取り方は明日、すぐに使えます。 「走ること」は自分の身体を動かすこと。これが苦手な人はいないと思います。 初心者がボールを自分の思うように扱うには練習が必要ですが、身体を動かす練習は必要ないですよね。

身体を動かす能力には問題が無い。走りだすことを考えたときに、次はいつ走るかが問題になります。 サッカーで大切なものの一つに「いつ走るか」というものがあります。 この「いつ走り出すか」というのはかなり難しい。 経験者でも意見がわかれるかもしれませんね。

実は、走り出すタイミングは全て同じ。 「相手の蹴り足がボールに当たった瞬間」です。 ボールを蹴るときには足を後ろに持ち上げる選手が多いですよね。 足を持ち上げる動作が、「位置について、よ~い、ドン!」の「位置について、よ~い」にあたります。

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運動会等、スタートの合図はピストルがなりますよね。 サッカーでもスタートの合図は試合中に何度もなります。 サッカーでの走り出す合図はボールを蹴ったときにでる音。 短距離走でも、スタートの合図と同時に走り出せるかでタイムが変わってきます。 いきなりスタートと言われたら、タイミングよく走り出すことは難しい。 けれど、「位置について、よ~い、ドン!」とスタートの合図が出れば、ある程度スタートしやすくなりますよね。

サッカーというスポーツは考え方を変えれば、とても親切なスポーツであることがあります。 考え方一つで、苦手なことが楽しくなります。

ちょっと、ロナウド選手の動きを覚えてみましょうか。

相手チームが自分の近くの相手選手にボールを出そうとしたときを考えます。 相手GKから相手DFにパスを出したとしましょう。

ボールを持っている相手(この例ではGK)が向いている方にパスがでる。 相手GKがパスを出しそうな選手(DF)を見つける。 相手がボールを出すときに、どのようなキックで出すか見る。インサイドキックの場合は非常に分かりやすい。 相手が足を後ろに持ち上げたら、走り出す準備をする。 相手の足がボールにあたった瞬間、音と一緒に走りだす。

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相手GKから出されたボールを受ける相手選手(DF)。 パスが届くまで相手DFが自分に背を向けている(GKの方を向いている)としましょう。

インサイドキックで出されるパスだと奪いやすい。 インサイドキックをするときに「今から蹴るよ!」と自己主張の激しい蹴り方をする選手が多いからね。

相手より先にボールが奪えそうなら、ボールを奪って攻撃(ここではシュート)に。 相手が先にボールに触りそうになったら、相手に先に触らせます。 例えば、自分から見て左側にボールを置きたい場合は、相手の右側(自分から見て)に突っ込んでいきます。

経験者はパスを受ける前に周りを確認する癖があるので、そのときに「右側(自分から見て)に突っ込んでいくよ!」と身体で表現しましょう。 相手がメッセージを受け取ったら、右側に来る相手(あなた)にボールを奪われないように左側(自分から見て)にボールを動かします。

経験者のボールコントロールは素晴らしいもので、初心者にも優しい位置においてくれます。 自分の望む左側にボールを置いたのを確認して、本当の目的地である相手の左側に方向転換。 そして、経験者の置いてくれたボールを貰っていきましょう。 経験者に敬意を払いつつ、シュートを撃てば完璧です。

これが、ロナウド選手(ブラジル)もやっている動き方です。 素人でも出来るよ。 私が出来たので間違いない。 私がこの方法でボールを奪ったのはサッカーを始めて2,3ヶ月もたってなかったはず。 サッカーを始めて5ヵ月後ぐらいでGKとの一対一で点を取ったからね。

たしか初めて点を取る前だった気がする。 私に最高のパスを出してくれた先輩は「ドンマイ」とか言われてましたね。 「まぐれだ」という人もいましたが、まぐれだと思うぐらい綺麗に取れたのでしょう。 奪われる側は結構ショックを受けている感じでした。

たしか始めて点を取るを、たしか初めて点を取るに修正。

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サッカーに必要な技術は、たった二つだけ。 「一つ目は、ボールを操る技術。二つ目は、人を操る技術。」 一つ目のボールを操る技術は、素人や初心者がすぐに手に入れることは難しい。 しかし、二つ目の「人を操る技術」は今すぐ手に入る。

「え、ボールを思い通りに扱えないって?」 「ボールを上手に扱えないなら、ボールを上手に扱える人を操ればいいじゃない!!」

試合中に味方からパスが来ない? それなら、味方を増やせばいい。 上に書いたやり方を使って、相手チームのDFにパスさせればいいよ。 「人を操る技術」の「人」には、もちろん自分の身体も入っています。

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サッカーには2つの技術がある。 この2つの技術の内、「人を動かす技術」というのは誰にでも今すぐ覚えることの出来る技術です。 上の方で書いたロナウド選手(ブラジル)の「人を動かす技術」は、色々な言葉で表現されています。 私は「人を動かす技術」という言葉を使いましたが、別の人は「マレーシア」と言ったりするね。 うん、マレーシアは国だから違うね。「マリーシア」だね。

他にも、「駆け引き」という表現をする場合もあるね。 この「人を操る技術」が他の人の言う「戦術」だったりするのかもしれない。 サッカーIQが高いという表現をする人もいるかな? マリーシアという単語は、日本ではあまり良い意味では使われないようだ。 せっかくだから、日本人のなじみのある言葉を使用した方がいいと思う。 私が「人を操る技術」や「戦術」「駆け引き」「マリーシア」を全部まとめて言葉で表すなら、「サッカーで勝つための知恵」とするだろうね。

「サッカーで勝つための知恵」って表現、どうかな? 「駆け引き」とか「戦術」「マリーシア」だと、初心者には凄く難しく感じるけど、「勝つための知恵」って言葉なら、結構簡単そうだよね。 サッカーを知らない人にも、意味が通じやすいから「サッカーで勝つための知恵」って言葉がよさそうだ。 「サッカーで勝つための知恵」なら、自分にも新しいものが生み出せるのではないかと前向きになれると思う。

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サッカーが上手い選手というのは、人もボールも操れる選手でしょうね。 相手DFも、一方的にやられてばかりではありません。 上に書いた「相手DFからボールを奪うやり方」をやっても、ボールを蹴ると見せかけて、あなたに無駄走りをさせるということもありますからね。 DF側からみた「サッカーで勝つための知恵」 レベルが上がってくると、相手DFもフェイントを使ってくるよ。

記事の最初の方に書いた、日本代表のフェイントがそれにあたります。

ボールを奪いに行くタイミングは早すぎても遅すぎてもいけない。 陸上と同じで、早すぎるスタートはフライングとして失格に(相手がパスを出すのをやめてしまう) 遅すぎるスタートは周りにおいていかれて、ボールを奪うのが難しくなる。 大切なのは、いつ走り出すか。

「ボールの音と共に走り出す」ことって覚えていれば結構楽かもね。 ボールを奪うことは攻撃の始まりです。 ボールをどこで奪うか。 相手ボールをDFやGKが奪い返すことを考えると、攻撃はDFやGKから始まるよね。

もしかして、同じような記事を書いてたかな?ちょっと忘れた。

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相手との距離は結構大事だと思う。 ゴール前で焦ってしまう選手や、ゴール前までは上手にボールが運べるのにゴール前になると動きが硬くなるチームは、肘があたるぐらいの距離に相手を置いた状態で練習をするといい。 出来れば一人で練習するといいかもしれない。 一人で練習する場合は、家の壁の前でボールを動かすといい。

普段は全く意識しない家の壁でも、壁の近くでボールを動かすと凄い圧力を感じるはず。 人を使って練習する場合は、圧力をかける選手にはボールを奪わせようとせず、ただボールを動かすといいと思う。 私の場合は遊びの中でプレッシャーへの強さをつけたので、たぶん壁でも効果があるはず。 壁の近くでドリブルすると、プレッシャーにも強くなり、相手に寄せられた状態でも普段通りシュートを撃てるようになると思います。 精神面での余裕というのは、ただサッカーをするだけではつかないというのが面白い。

今より一歩相手に近付くことで、玉ぎわの強さが鍛えられると思うよ。 ボールを奪う技術、奪い返す技術、相手ゴール前での落ち着き、DFの落ち着き、全てにいい影響が出ると思います。

お互い向かい合って、守る側がボールを持っている人の両肩に手を乗せる状態でドリブルの練習をすると、プレッシャーに強くなると思うよ。 練習前のちょっとしたお遊びでしてもいいかもしれない。 気をつけないと頭をぶつけるかな?

完成まで1ヶ月以上かかった。書いては追加、書いては追加で、ちょっと長くなった。 文章がバラバラかもしれないけど、気にしない。ちょっと手抜き記事。

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この記事は2011-07-11 17:00:00サッカーボールと釣り針で公開されたものをここに移動したものです。
保管日(移動日)は2019-08-01


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サッカーボールと釣り針(元記事)での公開日 2011-07-11 17:00:00
カテゴリ サッカー
保管庫での公開日 2019-08-01

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Author:tomu
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